ローグとアクション


ローグライクとアクションの親和性について思うこと

 ローグライクって面白いよね。ローグライクシレンとかが代表する不思議のダンジョンとか名前付いてる系のゲーム全般のことです。"Rouge"というゲームと同じくダンジョンの構造やアイテム配置が毎回変化するシステムです。毎回異なる条件下で最適を尽くしクリアを目指す過程は面白いんですよね。


 んで、ずっと前からローグライクと同じようなランダム性を持つアクションゲームが出てます。そいつらは単にローグライクと呼ばれたり、はたまたローグライトだとか別の名前で呼ばれたりしています。ランダム性を主軸としたゲームジャンルが少なかった現在でもいまいち呼び名がパッとしない諸説有りな状態です。


 ま、そんなことは置いといて私が初めてプレイしたのはDead Cellsだったんですよ。初めてプレイしたときはかなりハマりましたね、もう神ゲーって感じ。初めはやられまくってましたけど慣れるほどランダムに落ちてる武器も使いこなせるようになったし、敵の攻撃をよけられるようになったため耐久重視の育成から火力重視の育成になったりと様々なスタイルでのプレイを楽しんでいました。


 でも、そんな楽しさも飽きとアップデートで終わりました。特にアップデートでは難易度が高いコンテンツが追加され火力が高いわ体力も高いわでほぼノーダメージじゃないとクリアできない、敵の動きが早くて避けられない。とてもじゃないけどクリアできない。そんなこんなでプレイしなくなりました。


 以前のめりこんだのに対して、だいぶ時間がたった今ではローグ的なランダム性とアクションゲームの相性は実はよくないのではと思い始めました。その理由はアクション要素とランダム要素の比重が難しいからです。ランダム要素でクリア率が大きく変わるならば別にアクションゲームである必要がないです。一方でアクションの要素が強い、すなわちアクションがうまくないとクリアできない状態になるとランダム性の存在意義が薄くなります。Dead Cellsの場合は後者になります。特にこの手のゲームでは何度もプレイさせるために意図的に難しく設定されるためアクション偏重になりがちです。


 あと本質的にうれしくない要素として移動がめんどくさい問題があります。プレイすると一度は感じる問題だと思います。マップが決まってるアクションゲームならショートカットとかの作りようがありますがランダム生成の場合はそうもいきません。もちろんゲームの作り手の裁量によるのでしょうが。


 というわけでローグライトやらなくなった感想でした。まあでもこのジャンルをやったことない人はプレイしてみると面白いと思います。